行政書士試験の科目 憲法

行政書士試験の憲法についての記事です。
「憲法とは何か」「どんなことを学習するか」「分野ごとの出題数」「分野ごとの近年の出題実績」をまとめてみました。

今、憲法を学習しているので、これから憲法を学習する方の参考になればいいな
と思い書いてみました。

憲法とは

憲法は、国民の権利・自由を守るために、国がやってはいけないこと(またはやるべきこと)について国民が定めた決まり(最高法規)です。

法律は、私たちが守らなくてはいけないもの、そして違反すると処罰されることもあるもの、という恐いイメージがあるかもしれません。
憲法は、そのような法律とは違って、私たちの権利・自由を守るためにあるものです。
(日本弁護士連合会参照)

難しく書かれているけど、国民の権利や自由の保障のために存在しているルールってことだよ。

憲法は最高法規と言われているように、国の最高位に位置するルールだよ。

憲法、法律としての構成

条文数は、103条あります。

以前、通信講座で先生が憲法の条文は丸暗記しなさいって言ってた。

自分は暗記苦手だけど、嫁ちゃんは結構〇条は・・・とか暗唱していたね!

憲法、教材でのカテゴリー分け

現在、嫁ちゃんが使用している「みんなが欲しかった!行政書士の教科書」では、憲法は以下の通りに分けられていました。

「総論」では、憲法がどのようなルールなのか、憲法の必要性、憲法の基本原理(人権尊重・国民主権・平和主義)について学習します。

「人権」では、国民に保障された人権が公権力から規制を受ける場合に、その規制が許されるかどうかを学習します。

人権のところは、判例がたくさん出てくるよ。

判例の内容や合憲か違憲かを覚えることが大事だね。

「統治」では、国家権力である国会・内閣・裁判所について学習します。

国会・内閣・裁判所がそれぞれ何を行うのか、どんな仕組みなのかを学習するよ。

天皇の仕事や財政についても学習するよ。

行政書士試験での憲法出題数

憲法は、例年5肢択一式5問と多肢選択式1問が出題されます。

5肢択一式は、1問4点なので20点、多肢選択式は1問8点なので、憲法は28点です。
全体を見ると、28/300点なので、憲法が占める割合は多くないですが、判例を知っていたら正解できる問題や条文知識の問題が出題されるため、得点しておきたい分野です。

多肢選択式は、問題文にア、イ、ウ、エの4つの空欄があり、問題文の下欄に書かれている20個の選択肢の中から、適切なものを選ぶ問題です。
1問8点(ア:2点、イ:2点、ウ:2点、エ:2点)です。

多肢選択式は、判例を題材にした問題が出題されることが多いよ。

いかに判例を知っているかが重要になってくるね!

過去の出題傾向

「総論」からの出題は、過去10年間で2回のみです。

「人権」からは出題数も多く、特に自由権は平成25年以降、毎年出題されています。

自由権は判例も多いから、多肢選択式でもよく出題されているね。

「統治」からは例年1~2問出題されています。
ほとんど国会、内閣、裁判所からの出題になっています。

過去に出題された問題(5肢択一式)

人権

【人権享有主体】
・よど号ハイジャック新聞記事抹消事件(2020年)

【法の下の平等】
・家族・婚姻に関する判例(2019年)

【幸福追求権】
・捜査とプライバシー(2021年)

【自由権】
・教科書検定制度の合憲性(2019年)
・表現の自由の規制(2020年)
・地方公共団体がその土地を神社の敷地として無償で提供することの合憲性(信教の自由)(2021年)

【参政権】
・選挙権・選挙制度(2019年)

統治

【国会】
・議員の地位(2019年)
・衆議院の解散(2020年)
・唯一の立法機関の解釈(2021年)

【裁判所】
・裁判官の懲戒手続き(2019年)

過去に出題された問題(多肢選択式)

人権

【自由権】
・NHK受信料の判例(2019年)

【社会権】
・三井美炭鉱事件(2020年)

統治

【裁判所】
・裁判員制度(2021年)

憲法の勉強するべきところ

憲法は28/300点と占める割合は多くないですが、合格には15点程度(50%以上の正答率)は確保したい科目です。

「人権」の分野は出題数が多い傾向があります。
判例が問題のメインとなる場合も多いです。
そのため、判例の大まかな内容と結論(合憲or違憲)を覚えておく必要があります。

「統治」の分野では、数字や法律の文言を細部まで覚える必要があります。

例えば
・臨時会の召集決定要求には「総議員の4分の1以上」の賛成が必要
・憲法改正の発議は「総議員の3分の2以上」の賛成が必要

・衆議院の優越で、法律案の議決には両院協議会の開催は任意的だが、予算・条約・内閣総理大臣の指名では両院協議会の開催が必要的

統治の分野は、実際問題を解いていて、あれ?どっちだっけ?ってなることが多々あったよ。

法律の言い回しまで覚えるのが大変・・・

配点が高くない憲法ですが、学習することで点数がとれる分野だと思っています。
2021年度行政書士試験では、嫁ちゃんは4/5問取れていました。

憲法は暗記したら取れる科目だと思う。
問題文をしっかり読むことも重要だね。

嫁ちゃん、憲法は得意みたいだね!

引き続き、頑張っていきます!!

行政書士試験の憲法についての記事でした。


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